ブロガー・作家のはあちゅうさんが事実婚関係を解消しました。
息子さんがひとりいますが、元夫となるのはセクシー男優のしみけんさん。
事実婚の解消って、離婚と同じなの?と、ちょっと混乱しますね。
これから少しずつ増えそうな事実婚ですが、結婚との違いを整理してみました。
はあちゅう&しみけんが事実婚を解消
はあちゅうさんは、2022年9月27日に、自身のInstagramやブログで事実婚を解消したことを発表。
ameblo.jp
【離婚のご報告】
いつも応援してくださっている皆様へ。
この度、夫との事実婚関係を解消したことをご報告させていただきます。
現在はしみけん氏と別居し、息子は私と一緒に暮らしています。
私たちは夫婦としての一区切りを迎えて夫・妻としての関係は解消することになりました。
はあちゅうさんは「しみけんさん」という有名なセクシー男優と事実婚。出産し、さらに2人目の妊活をがんばっていたり。
一般人が選ばないようなマレな道に突き進む姿に、不思議と励まされたひともいるはず。
アンチも多い、はあちゅうさんですが!事実婚の解消に「ざんねん」と「やっぱり」両方の声が。
事実婚をなぜ解消したのか?
はあちゅうのコメント
2018年7月に事実婚を発表 → 2019年9月に男の子を出産 → 2022年9末に事実婚解消。
夫婦なら経験がありそうな “少しずつのズレやスレ違い” とその積み重ね。
はあちゅうさんご夫婦も、子供が生まれてからの変化もたくさんあったようです。
お互いの仕事や生活ペースのズレ、家事育児の役割分担の不満や状況に対応しながら、考えぬいた上での決断といえそう。
終わってみれば、色々な理由づけはできると思いますが。
@ha_chu Instagram
7月くらいからいろいろつらかったけど、
今は行く方向性も決まって、ちゃんとこうやって発表も出来て、
何も隠し事のない気持ちでいろんなことに取り組める。
スッキリしたし、元気です。
と、前を向いています。
アンチからは「上から目線でムカつく」などと批判されることも多い、はあちゅうさんですが。
結婚して感じたことは、世間一般の女性と同じだったのでは。
- 子育てしていく上で、母親であることの責任や重さ。
- 誰かと暮らすことで、散り積もってくるストレス。
- 時間的な拘束、自由がない。
など。事実婚も結婚(法定婚)も夫婦で一緒に生活していたら、違いはなさそう。
「共に生きよう」という覚悟があったからこその、事実婚解消。「逃げ」では無いはず。
しみけんのコメント
僕の口からは『離婚』という言葉は言いません。理由は今の心境にしっくりこないからです。僕たちは前を向いて、息子の明るい未来にわくわくしています。世間の言う“離婚”というネガティブなイメージとは違います。今後とも、よろしくお願いいたします!
yahoo news
はあちゅうさんは「離婚のご報告」と表現し、しみけんさんは「離婚」はしっくりこないとコメント。
離婚の捉え方って、夫と妻で大きな差があるのかも?
事実婚と結婚の違いは?
事実婚と結婚の違いですが、ひとことでいうと
- 結婚(法律婚)→ 婚姻届を出す
- 事実婚 → 婚姻届を出さない
事実婚の届け出の1つとしては、住民票の続柄に「妻(未届)」「夫(未届)」と書くだけです。
ほかにも
子供:父親になるには子供の認知が必要
税金:配偶者控除は不可
など、結婚との違いが。
事実婚でも、遺族年金は「法律上の配偶者がいなければ」受け取ることができたり、相続も「遺言で指名」すれば可能であったりします。
【手続き】事実婚解消と離婚の違いに
「離婚」は法的な手続きが必要になるため、戸籍にバツがつきます。
「事実婚解消」は戸籍に影響するものがありませんが、住民票の続柄に「妻(未届)」「夫(未届)」と届けている場合は、住民票の移動などが必要になります。
はあちゅさんが「離婚のご報告」と記載したのは、気持ち的には「結婚していた」場合と、なんら変わらない感覚だったからでしょう。
事実婚は日本で普及しない?
事実婚てなんか責任逃れだよね、みたいな風潮がある日本。親や親戚、知人含めて世間体を気にするひとが多いから?なのかもしれません。
フランスではPACS(パックス)制度がありますが、女優の後藤久美子さんなんかもPACSですね。
→ 後藤久美子の娘エレナが老けてる?ジャン・アレジ氏とのパートナー関係の記事はコチラ

フランスでは、結婚や離婚する際の手続きが大変面倒。結婚はせずにPACS(パックス)という形を取るカップルが昔から多いのですが、
上記のグラフでは、2020年にとうとうPACS(フランスの事実婚)が166 vs 法律婚が150と、PACSを選ぶひとの方が多くなりました。
離婚を前提に結婚する人は稀だと思いますが、カップルそれぞれが「自由な選択」をしても咎められない社会になるといいですね。
事実婚をする子供にメリットは?
事実婚のメリットもありますが、背景にはパートナーとの事情があっての選択だったことが伺えます。

はあちゅうさんの場合は、相手がAV男優という仕事をしていたことも大きい。
「妹は昔お付き合いしていた人に『お姉さんが彼氏さんと結婚するのであれば君とは結婚できない』と言われたこともありますし、私も子どもが親の職業を理由にいじめられると何度もいろんな人に言われてから、『名字は違った方が何かのときに子どもに逃げ場が出来るかも』と考えたこともあります。職業で偏見を持たれる社会は良くないけど、それをすぐに変えるのは難しい。さまざまな価値観の人と今後も接していくことを考えても、選択肢をいろいろ残せる事実婚の方がやっぱり良いなと」(はあちゅうさん)
出典元:https://www.businessinsider.jp/post-179658
メリット①夫婦別姓でいられる
結婚してどちらかの姓になった場合、パスポートや免許証、銀行口座など様々な手続きがあります。

事実婚であれば、夫婦別姓のまま手続きもいらないので「事実婚したことをひとに言わなければ」分からないでしょう。職場に伝える必要もないですね。
また子供の名字も、父親が認知していても、母親の姓のままなので変更はありません。
ただし、子供の名字を父親に変えたい場合は、家庭裁判所への申し出が必要になるので複雑です。
メリット②事実婚解消の手続きは簡単
事実婚をした時に、前述したように住民票の続柄に「妻(未届)」の記載。
はあちゅうさんの場合、保険証に世帯主として「しみけんさんの名前」が入っていますので、これを元に戻す手続きは必要になりますね。

さいごに
いいこともありますが、事実婚を選んでも妻(母親)側への負担は大きいです。
経済的にも自立が必要。
はあちゅうさんは自立していますし、事実婚をする際に「経済的な問題」を気にしていなくても、同じ屋根の下で暮らすうちに・・・色々と揉め事はあったことでしょう。
事実婚解消という決断をしても、パートナーとして生きることが、おふたりの子供にとっても「最善の選択」になるはずです!
応援しています。